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2017.3.31

噛み締めが原因

私たちは、なにか難しい問題やストレスに直面すると、歯をぐっと噛みしめます。

このとき、歯には約200kgもの負荷がかかります。

通常はそうした緊急事態が終われば、歯は元の状態に戻ります。

「元の状態とは、上下の歯同士が数mm離れ、舌が上あごについている、本来の自然な状態のこと。しかし、最近はそれが維持できない、つまり、つねに噛みしめている人が増えているのです。」

歯は体のなかで最も固い器官ですが、噛み締めは同じ硬さの上下の歯を押しつけるので、歯の接触面がしだいに削れて、摩耗します。

内部の象牙質はあまり硬くないため、歯の根元にヒビが入ったり、割れて、そこに菌が繁殖して炎症を起こし、痛みに。

結果、抜歯するしかなくなることもあります。

上下の歯は、食事で咀嚼するとき以外は接触していないのが普通です。

では、1日のうちどれくらいの時間、接触しているのか?

調べたところ、一般的には、最大たったの20分程度でした。

「それ以上に噛み締めてしまう要因には、ストレスなどによる精神面と、スマホを見るなど悪い姿勢による体の歪みが関係しています。」

そこで、井出先生のところでは、体がどう歪んでいるのか、口腔内外の状態を総合的に把握して治療に入ります。

「歪みが軽い場合には、普段から自分で歯を接触させないように意識する方法(ティース・アパート法)と、家で全身の歪みを補正・予防するあいうべ体操などのセルフケアを実践してもらいます。ほかにはマウスピースを作製して着用を指導することもあります。」

歪んだ土台に家を建てないように、まずは歯が生えている土台を整えること。

咬合調整として、安易に歯を削る前に、噛み締めという原因を考えてみる必要がありそうです。

噛み締めの癖のある方には、顎関節治療から考案された「さとう式リンパケア」をお勧めしています。

顎の関節を緩めることで肩こり・偏頭痛・耳鳴り等の体の不調も改善していきます。

当院では、さとう式のインストラクターが指導しています。


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