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2007.5.31

アンチエイジングは口元から

50代を迎えて、これからの人生の幸せのカギを握るのは、口の中の健康です。美味しく食べられるだけでなく、若々しい脳や筋肉とも密接な関係にある口内環境について、アンチエイジングの第一人者に聞きました。

丈夫な歯は何でも食べられて、バランスの良い栄養摂取を可能にする。

口の役割としてすぐ思い浮かぶのは「食べる」です。まずは生命維持に必要な栄養分を取り入れるために、また、食を楽しむためにも、口の健康は重要です。そのカギを握るのが丈夫な歯。硬いものもきっちり咀嚼できる歯があれば、食べ物の幅が広がります。また、正しい咀嚼は唾液の分泌を促がします。唾液は、消化のファーストステップ。食べ物と唾液が充分に混ざることで、栄養素を分解、体内に吸収しやすくするのです。

噛み合わせが正しくなると、シワやたるみになりにくい。

年齢とともに顔が老けるのは、顔の筋肉の低下が主な原因です。皮膚を支えている表情筋、噛むときに使う咬筋が弱まるので、小ジワや法令船線ができたり、口角が下がって、顎がゆるむのです。こうした老化を遅らせるには、顔の中で最も大きい咬筋を鍛えるのがポイント。ただし噛み合わせが悪いと、かえって筋肉のバランスを崩し、老け顔に。正しい噛み合わせで良くかむことこそ、日々のフェイストレーニングです。

力強い咀嚼は全身の筋肉量をアップ。基礎代謝量を上げて太りにくい体にする。

力を入れるときに、顔をしかめ、ぐっと歯を噛みしめます。これは噛むことで全身の筋肉をフルに使おうとしている証拠。噛むのは口元だけの行為のようですが、じつは首や胸、背中などの筋肉を使っていて、さらに脚の筋肉を活性化させることが分っています。ですから、加齢でたるみがちな体を引き締める為にも、咀嚼力の強い歯の健康は重要です。

よく噛むと唾液分泌量が増え、活性酵素を除去して老化を遅らせる。

すり傷などができると「舐めろ」とよく言ったものですが、唾液にはすごいパワーがあります。皮膚をはじめ、胃の粘膜、血管など上皮組織に傷がつくと修復したり、また生活習慣病やガン、老化を早める原因とされる活性酵素を分解・除去する物質が含まれています。唾液分泌が多いほどそれらの物質は多量に産生され、血液を通して全身に運ばれます。

しっかり噛むことができれば、脳を刺激して認知症になりにくい。

高齢者を対象にした歯と脳の調査で、認知症の人は健康な人よりも残っている歯が少なく、さらに健康な人でも歯の少ない人ほど、脳の容積(記憶を司る大脳の海馬や思考を担う前頭葉)の減少がみられました。脳細胞を増やす一番の方法は脳への刺激。正しい咀嚼は脳を刺激します。さらに唾液に傷付いた脳神経細胞を修復する作用もあります。

歯がきれいになると社交性が上がり、人と会うのが楽しくなる。

口には食べる以外に、話すという大事な役割があります。話し相手のいない高齢者の老け込むスピードが速いのはご存知のとおり。コミュニケーションは、歯が多ければ多いほど若さを保つことができるのです。ところで、会話中、口元を手で隠して笑っていませんか?それではせっかくの笑顔が実は台無し。やはりスマイルは美しい口元あってこそ好印象。歯を見せて笑えるだけで、確実に、社交性はアップしますよ。

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