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2006.3.31

暫間義歯とは?

歯を抜くと、奥歯なら物が噛みにくくなりますし前歯なら物が噛み切りにくい、ということになります。ことに前歯を何本も抜いたりすると、話をするときに息がもれて”ふがふが”と不明瞭な発音になり、一気に年寄りじみてしまいます。 しかし、だからといって「歯を抜いたその日に義歯を入れてしまう」ということはできません。義歯をつくるのにはかなりの時間がかかりますし、歯を抜いた跡が完全に治って歯肉が安定するのに最低でも1ヶ月はかかります。 そこで、とりあえず暫間義歯(ざんかんぎし=即時義歯・仮義歯)を入れておくわけです。

暫間義歯はその他、これまで使っていた義歯が合わなくなって新調する場合や、噛みぐせを矯正する必要がある時などで、治療用義歯として用いられます。この時は、少し長い期間、暫間義歯を使用してから本物の義歯を入れます。暫間義歯を入れる時は、歯を抜く前に歯型をとり、抜く予定の歯の暫間義歯をあらかじめつくっておきます(両側の歯にバネで留める形式が多いようです)。材質は金属やレジンなど、入れ歯やクラウンと同じになります。そして、それを歯を抜いたところへすぐに入れます。これでとりあえずは、抜いたその日から不便をしたり、みっともない思いをしたりせずにすみます。

ただ、あくまで暫定的な義歯ですから、そのままでは不都合が生じてきます。歯を抜いた傷が治ってくると歯肉の状態が変わってきて、暫間義歯の床とのすき間ができたりするのです。もし、本当の義歯ができる前にそういう不都合が生じたら、暫間義歯の床の裏打ちをするなどして合わせます。抜いた場所の傷が完全に治って歯肉が安定したら、本当の義歯をつくります。それが出来上がれば、暫間義歯は用済みとなるわけです。

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