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2005.7.31

なぜ治療は一度でできないの?

「歯医者の治療は何回も通わなくてはならないから大変!なぜ、一度に時間をかけて早く終わらせてくれないのだろう...」という素朴な疑問をお持ちの方は、意外に多いようです。

むし歯の場合、軽いものであれば1日で治療を終了することもあります。しかし、むし歯が進んでいるほど治療に時間がかかってしまいます。例えば、むし歯が神経まで達している場合神経を残せるのか、取らなければならないのかの判断をしなければなりません。ここで数日かかることもあります。また、歯の痛みが激しいときには、長時間治療することで歯を刺激してしまい、さらに痛みがひどくなってしまうことがあります。このようなときには1回の治療時間を短くして、少しずつ治療していく方がよい場合もあります。

次に神経を取った場合ですが、病巣が根っこの先にまで達しているようなら、細菌を減らして再発の恐れがなくなるまで何度も消毒を繰り返さなければならないケースもあるのです。この治療は1回ごとの時間が短いので、もっと時間をかけて早く終わってくれればいいのにと思われるかもしれませんが、治療の性質上何度も通院していただかなければならないのです。ここでの治療をいいかげんにしてしまうと、後で痛みが出てしまう可能性があります。

さて、神経の入っていた空間がきれいになると、次はその空間を密閉し、いよいよ被せ物の型取りに入ります。ここでもむし歯がひどくて削った部分が大きい場合は、被せ物が安定するよう支台を入れなければなりません。その支台のための型取りに、1回余分に通院していただくことになります。

誰もが忙しい現代社会の中で、歯の治療に何度も通うのは大変です。後で痛みが出てやり直しということになると、かえって治療が長引いてしまいます。あせらず、根気よく治しましょう。

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