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2003.2.28

世界で一番むし歯の少ない国は?

テレビなどでは、北欧のフィンランドがむし歯の少ない国として紹介されています(ガムのCMでもありましたね)。フィンランドは30年前にはむし歯の大変多い国で、12歳の子供のむし歯数の平均は6.9本でした。しかしその後歯科医療保険制度が大きく変わり「治療中心の医療」から「予防中心の医療」に変わったのです。今現在、フィンランドの12歳児のむし歯数は1.2本となりました(ちなみに日本は2.4本)。ところが実はもっとむし歯の少ない国があるのです。

それは南アフリカのガーナです。ガーナは人口が1770万人の国ですが、歯医者さんは95人しかいません。12歳児のむし歯の平均は0.1本です(10人の子供を集めたらその中に一人だけ1本のむし歯がみつかる割合です)。世界で一番歯医者さんが少ない国で、むし歯が世界一少ないのです。

歯医者さんが多いとむし歯が増えるのでしょうか?
WHO(世界保健機関)の調べでは、むし歯の少ない国のトップ3であるガーナ・ルワンダ・タンザニアの年間の砂糖消費量が極めて少ないことが分かっています。いずれの国も1日20g以下という数字は、栄養学的にも医学的にも理想的な砂糖消費量であると言われています。3度の食事の調理に10gくらいの砂糖を使用するとすれば、おやつでの砂糖量は10gまでということになります。しかし、たいていの甘いおやつには20g程度の砂糖が入っていますので、甘いおやつは2日に1回ぐらいにするとよいでしょう。

砂糖をとりすぎると、むし歯菌(ミュータンス菌)の数が異常に増えることが分かっています。砂糖の取り方を工夫することは、肥満・糖尿病などの生活習慣病の予防にもなり、またむし歯予防にもなります。

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